こんにちは、ぼくです。
某上場企業で採用担当をしています。
仕事上、日々様々な媒体に目を通している中で、各業界の将来性について考えるようになってきました。
・失業者はどうなるのか?
・正社員のあり方はどう変わるか?
・今後にどう備えていけばいいか?
上記なんかをよく考えています。
今回は米中貿易摩擦で不安な声が広がる
製造業界について深掘りしていきたいと思います。
製造業界とは
製造業界は衣食住すべてを担ってる業界ですよね。
ぼくの地元にも小さい町工場がありますが、
数名で小さい部品を作っている工場から数百名以上で大規模な製造をおこなっているところまで幅広くあります。
主な業種としては下記のとおりです。
・電子部品
・食品
・木材
・医療品
・化学工業品
日本の車は世界でも人気がありますよね。
最近はデジタルカメラのCMOSセンサー(半導体)が世界で高いシェアを持っています。
製造業界のGDPについて
日本の全産業における製造業のGDPは2割程度と言われています。
※就業人口もおよそ2割程度です。
全産業の2割程度ですから、やはり日本の基幹産業と言えるでしょう。
※ちなみに中国は4割、ドイツは2割程度です。
製造業の平均年収
もちろん年齢によって差はありますが、このくらいが平均と言われています。
製造業の今後について
最近は様々な業界でAIの導入が進んでいますよね。
内閣府が2018年2月にAIに代替したい仕事を企業にアンケートしたところ、一般事務職の次に多かった回答が工場の現場作業員だったそうです。
導入コストや性能面がマッチすれば、
人による作業よりAIによる作業に代替される可能性が高くなっています。
IoTシステムの普及
工場にIoTシステムを取り入れる構想が増えてきていると聞きます。
そもそもIoTとは
簡単に言えば、モノをネットに繋げることです。
例えば身近なところでは下記なんかもそうですよね。
・遠隔でエアコンを操作できる
・遠隔でテレビの録画ができる
これが工場でどんどん普及していくと言われています。
スマート工場について
最近スマート○○というのをよく聞きませんか?
上記にも書いてますが、
工場でもこれを活用すると下記のような事が可能になります。
・遠隔で補充する物の予測や残量がわかる
・常時監視で故障を未然に防げる
現状故障などが起きた場合、ライン作業をストップしなくてはいけないですよね?
それが大幅に改善されて、かつ生産性も向上されます。
また、自動的にデータを収集できることによって、それらを分析し体制の強化が可能になるという事です。
さらにAIを活用すれば、AIが自動的に学習していくため、どんどん生産レベルが高まっていく仕組みです。
こういった仕組みが現在、着々と普及してきています。
製造の仕事はなくなるのか
結論から言うとなくなる事はないでしょう!
ただ、現場の作業員は確実に減少していくと考えられています。
製造大国のドイツでは、
2025年までに15万人の作業員が減少すると言われています。
代わりに十数万人のエンジニアを増やす見込みなんですね。
セキュリティやコストなど課題が多い為、この数年では大きく変わらない予測がされていますが、そう遠くない将来でこういった変化は訪れるはずです。
今後の変化に対応できるように、プログラミング等の知識を身に付けることが重要だと感じました。
製造業から異業種への転職もありですが、
今いる業界で今後生き残る為の方法も考えていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
将来の変化に備えて、ぼくも日々勉強していきます。
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